『惹かれる』     (2007.09.13 福島民報新聞「民報サロン」掲載)


「南会津は、良いところが沢山ある。

四季がハッキリしていて、特に食と人が最高」とは、南会津南郷地域に二地域居住している原さん。

十数年前から南郷に通い始め、2年前に古民家(曲屋)を購入し、現在、関東の家と南会津の家を片道4時間かけて往復しています。

原さんと知り合ったのは、原さんが丁度、古民家を購入した頃。

南会津のブログを検索していたとき、原さんが管理するブログを偶然見つけたのがきっかけです。

ブログを見ると、同じ地域で古民家を買い、自分たちで直しているとか。これは面白いと思い、コメントを書き込み、そこから様々な共通点が見つかり交流が生まれました。

昨年からは私が管理するブログ『南会津の輪』にライターとして参加してもらい、

昨年、冬には、原さんの家が完成したことをきっかけに、囲炉裏端を囲んで、南会津の輪のOFF会を開かせて頂きました。

参加したのは、地元の方数名と南会津の自然に惹かれて移住されてきた方、そして南会津が好きで、週末のたびに自転車に乗り南会津を歩く関東の方。総勢12名。

お酒は、もちろん私が準備。料理は、郷土料理を持ち寄りましょうという事になりました。

自分で塗られたという漆塗りのカウンターからは、大きな窓より銀世界の明かりがもれ、部屋には囲炉裏のなんともいえないやさしい炎と、匂いが漂う。

南会津の取壊された古民家から集めてきたという、様々な造作物。そして、料理が盛られた骨董品の器の数々。

原さんのおかげで、この贅沢な空間を知ることが出来た事に非常に感謝しています。

「囲炉裏の良いところは、美味しいお酒、料理を、より美味しく頂ける事です。そして誰とでも囲炉裏を囲むと友になれます。」

その言葉通り、みな自然とお酒がすすみ、囲炉裏を囲んで友の輪が出来上がり、この地に対する熱い思いを語り合いながら、夜遅くまでこの宴は続きました。

 余談ですが、こんな事を体験できる所も、近々出来る予定があるそうです。

囲炉裏の楽しさを、地元の人、若者、子供達にも体験して貰えたらと思います。

南会津の魅力に惹かれ、この地に何度も訪れる方は多いと思います。

自転車で、南会津各地を走るイベントを企画されている『南会津サポートクラブ』。

その参加者は、何度も南会津に訪れているリピーターが非常に多い様です。

その方達に、理由を尋ねると、「南会津の自然のすばらしさと、地元の人との出会い」を挙げてくれます。

年齢層も広く、一人での参加、夫婦での参加、親子での参加など、そのスタイルも様々

それでも、感じることは同じ。

先日行われた、南郷豊年まつり。

この祭りは、他所に向けて行う観光型のイベントではなく、地元の人が自分たちの為に行うイベントです。

ですから、すべてが地元の方の手作り。おかげで非常に主催者や参加者の顔が見えるイベントになっていると思います。

今年は、南会津高校の文化祭との合同開催という事で、また一段と盛り上がるものとなりました。

また、合併した事により、田島地域や伊南地域、只見町からも親子連れなどが多く訪れていたようです。

そういった方に話を聞くと、皆、「南郷の祭りってすごいねー」「雰囲気がいいねー」「また来年来たいね」と言ってくれました。

その数日後、超ローカルなお祭りから一転、世界的な祭り東京ディズニーランドに行く機会がありました。

そこでふと感じた二つのイベントの共通点。

『ウエルカムな雰囲気』、商業的とかの違いがあるけど『人をもてなす心』、そしてなによりも『また逢いたくなる様な個性的なキャラクター達(人達)』

南会津に繰り返し訪れる人の殆どは、『また会いたい』と思う誰かがいるのだろうなぁ